観光・地域

令和初日に出雲大社へ!最強パワースポットでご利益を授かる観光レポート

令和元年初日には、日本中の神々の集う「最強のパワースポット」といわれる出雲大社へ夫婦で行ってまいりました。出雲大社のご利益や見どころ、周辺の観光・グルメ情報などをまとめてご紹介します。

意外とかかる…東京駅から出雲大社へのアクセス

まずは東京駅から出雲大社へのアクセスについて。主には新幹線を使う方法と飛行機を使う方法がありますが、私の場合飛行機が満席で取れなかったこともあり、新幹線で向かいました。

東京駅から岡山駅まで
新幹線 のぞみ
約3時間10分
¥17,540(指定席)

岡山駅から出雲市駅まで
特急列車 やくも
約3時間10分
¥7,100(指定席)

出雲市駅から吉兆館前(出雲大社の通り手前)まで
路線バス 一畑バス
約30分
¥470

待ち時間なども含めると、総移動時間は約7時間!なかなか乗りごたえあります。都会の喧騒を離れ、たまには風景を眺めながらのんびり列車旅というのもいい気分です。ずっと読もうと思っていた本を移動中で読み切れました。

バス利用時には注意点が1つ。出雲大社へ至近なのは「正門前」というバス停ですが、ここまで行くと宇迦橋の大鳥居や神門通りを過ぎてしまいます。せっかくなので「吉兆館前」あたりで下車することをおすすめします。
残念ながら曇天ですが、写真もたくさん載せていきたいと思います。

押さえておきたい出雲大社の基礎知識

ここからは参拝前に押さえておきたい、出雲大社の基礎知識を簡単にご紹介します。

概要

はじめに正式名称と祀られている神様についてお伝えします。意外と知られていませんが、出雲大社は実は「いづもたいしゃ」ではなく、正式な読み方は「いづもおおやしろ」です。出雲大社から分社した神社については「いづもたいしゃ」と読むのだそうですよ*1

出雲の国は神話の国として古くから知られていますが、出雲大社は日本最古の歴史書『古事記』に創建が記されています。大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祭られており、この大国主大神が天照大神(あまてらすおおみかみ)に国を譲ったときに建てられた宮殿が、出雲大社の始まりといわれています。なお、大国主大神は一般的には、大きな袋と打ち出の小槌を持って米俵の上に立つ、あの「大黒様」として知られている神様です*2

ご利益

出雲大社はご存知の通り、「縁結びの神様」として広く慕われています。これは神話『因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)』に由来しているといわれています。『因幡の素兎』を超ざっくり説明すると、傷ついたウサギを助けた大黒様が、因幡の国の美しい女神様と結婚するお話です。大黒様はその後、出雲王朝を繁栄させる偉業を成すことになります。詳しくは出雲大社公式サイトの「いなばのしろうさぎ」をぜひ読んでみてください。
なお縁結びの縁は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための結びつきを意味しているそうです*3

参拝方法

神社は一般的には2礼・2拍手・1礼ですが、出雲大社では2礼・4拍手・1礼と、手を打つ回数が2回多いのが特徴です(もっというと、正式には「1拝・祈念・2拝・4拍手・1拝」なのだそうです*4)。なぜ4回拍手するのかについては正確な資料が見つかりませんでしたが、覚えておきましょう。

いよいよ出発!出雲大社参拝までの道のり

さて、前置きはここまでにして、出雲大社巡りをダイジェストに振り返りたいと思います。

4つの鳥居と下り参道

宇迦橋の大鳥居

出雲大社の特徴の1つに、本殿に辿り着くまでに合計4つの鳥居があり、それぞれ素材が異なることが挙げられます。こちらは神門通りの入り口、宇迦(うが)橋の大鳥居で、石でできています。神門通りには飲食店やお土産屋さんがたくさん!GWということで混雑しており、あまりゆっくりできる雰囲気ではありませんでしたが、賑やかで楽しげな雰囲気でいっぱいです。

勢溜の大鳥居

神門通りを抜けた先に2番目の鳥居、勢溜(せいだまり)の大鳥居が現れます。出雲大社の正門であり、ここから参道が始まります。元々は木製でしたが、経年劣化により、平成の大遷宮の一環として、2018年に鋼管製の鳥居として建て替えられました*5

松の参道の鳥居(中の鳥居)

2つ目の鳥居をくぐると、神社では珍しい下り坂の参道が続きます。3つ目の鳥居は鉄製で、松の参道の鳥居、あるいは中の鳥居と呼ばれています。両脇には日本の名松100選に選ばれている、風情のある松並木が続きます。

ムスビの御神像

境内の入口手前まで歩くと、参道の右手側に大国主大神の像が現れます。海の向こう側から幸福の塊がやってきて、それを大国主大神が授かろうとしている場面を表現しているそうです。

御慈愛の御神像

参道の左手側にも大国主大神の像があり、こちらは神話『因幡の素兎』で、ウサギを助けたワンシーンを表現しています。

銅の鳥居

最後4つ目の鳥居は、国の重要文化財に指定されている、青銅製の銅の鳥居です。ここから拝殿へとつながります。GW、令和元年初日ともあって、すごい人です。

拝殿と御本殿

4つ目の鳥居をくぐると、大きな拝殿に到着します。1963年に新築されましたが、戦後最大の木造神社建築といわれているそうです。一般の神社とは左右逆向きになっているという、大きな注連縄(しめなわ)が特徴的。2礼・4拍手・1礼で参拝しました。

拝殿の奥には門(八足門・やつあしもん)があり、そこから御本殿を参拝します。国宝の御本殿には入れないため写真はありませんが、大社造と呼ばれる日本最古の神社建築様式で建てられています。平成の大遷宮により新装されました。屋根のてっぺんにあるXの形にクロスした、大きく交差する千木がとても有名ですね。島根県観光キャラクター「しまねっこ」の頭もこのX形です。

令和元年記念に、100円のおみくじを引きました。「本年は、好運の年で、求職・縁談・家屋の新築・移転・開業、すべてよい」とありました!まさに今年開業やら何やらいろいろと活動し始めたところなので、これは非常に縁起のよい結果となりました。お土産のお守り類も購入。飛躍の年にしたいと思います。

素鵞社(そがのやしろ)と神楽殿

素鵞社

本殿の裏手、一段高いところに位置するのが素鵞社。ヤマタノオロチ退治で有名な素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀る社です。強いパワースポットとして有名です。

彰古館(しょうこかん)

境内北西の隅に建つ、木造二階建てのこの建物は、登録有形文化財です。出雲大社の信仰に関する資料などが展示されているとのことです。

神楽殿

拝殿に向かって左手側へ少し行くと、神楽殿に到着します。正面の大注連縄(おおしめなわ)はながさ約13m、重さなんと5.2トンにも及ぶ日本最大級の大きさです。神社建築では珍しく、装飾にステンドグラスが使われているのもポイントのひとつです。

ウサギちゃんたち

出雲大社の境内には、いたるところにウサギの像が置かれています。大黒様が助けた因幡の素兎をモチーフになっています。境内には46羽もウサギの像があるのだとか。探しながら境内を散歩してみるのもいいかもしれません。

合わせて行きたい(1)
島根県立古代出雲歴史博物館

出雲大社から東へ徒歩5分ほど行くと、島根県立古代出雲歴史博物館が見えてきます。古代出雲大社を1/10に縮小させた模型や、銅鐸などの国宝が展示されている博物館です。古代出雲や出雲大社の歴史、文化を知ることができます。

現在の出雲大社もかなりの大きさではありますが、平安時代の出雲大社はもっと巨大で、今の2倍程度の48mだったといわれています。模型にするとこのような感じです。

階段の遠くに小さく見える白っぽいのが、人です。…大きすぎ!

古代の出雲大社の姿には様々な見解があるようで、博物館では4名の有識者の方のご意見を元に作成した模型もそれぞれ展示されていました。当時の巨大な柱は出雲大社境内から2000年に発見されており、これの直径が約3mもあります。杉の大木を3本1組にしているようです。ここまで大きな柱で本殿を支えていたとなると、たしかに48mといわれるのもわかる気がします。柱の実物も博物館で見ることができます。

合わせて行きたい(2)
稲佐の浜の渚に浮かぶ弁天島

博物館から北西の方角へ、20分ほど歩くと海に出られます。ここ稲佐の浜は古事記や日本書記、出雲国風土記など、様々な神話の舞台となった海岸です。稲佐の浜には弁天島という大きな島があります。昔はもっと沖のほうにあったため、沖ノ島と呼ばれていたとのこと。近年砂浜が急に広がったために、島の下まで徒歩で行けるようになりました。鳥居がありますが、ここには豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)という神様が祀られています。また夏には海水浴が楽しめるようです。夏にまた行ってみたいです。

合わせて行きたい(3)
出雲そばや出雲ぜんざいのお店

出雲グルメといえば、出雲そばや出雲ぜんざいが有名です。ランチには遅めの14:00頃神門通りをうろつきましたが、どこも満席、大行列で入れず…ようやく少し入れそうな居酒屋「居心地家 芯」を見つけ、出雲そばをいただきました。割子という丸い器を3段重ねにし、そばが盛られた「割子そば」が出雲では一般的とのこと。一段目を食べるときにそばつゆをかけ、二段目に移るときにつゆを移し替えます。三段目に移るときも同様。足りなくなったらつゆを足す、という食べ方をするそうです。コシがあっておいしい割子そばでした。

出雲市は「ぜんざい発祥の地」ともいわれており、ぜんざいのスイーツがとても人気です。おやつに「神門通りカフェ ポンム・ベエル」でぜんざいロールをいただきました。米粉スポンジに生クリームと小豆、求肥を巻いた甘いロールケーキです。ドリンクセットで800円。厚手でしっとりした食感でおいしかったです。炭火コーヒーも苦味が最高でした。

以上、出雲大社レポートでした。令和元年、皆様にとっても素晴らしい年になりますように!

出雲大社 詳細情報

所在地

〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195
Tel. 0853-53-3100

アクセス

公式サイトの交通アクセスページをご参照ください。

営業日・営業時間

参拝可能時間・御守所 6:00〜20:00
年中無休

※この記事は2019年5月4日の内容です

関連リンク

出雲大社公式サイト
http://www.izumooyashiro.or.jp/

出雲観光協会「出雲観光ガイド」
https://www.izumo-kankou.gr.jp/676
正式な参拝順序や境内の案内が詳しく掲載されています。行く前に目を通すことをおすすめします。


*1 JCASTニュース「出雲大社の「正式な読み方」に突如、注目」, 2019/05/04閲覧
*2 出雲観光協会「出雲観光ガイド」, 2019/05/04閲覧
*3 出雲大社公式サイト, 2019/05/04閲覧
*4 出雲大社紫野協会「出雲大社の拝礼作法」, 2019/05/04閲覧
*5 SankeiBiz「新日鉄住金 出雲大社 二の鳥居に耐候性鋼COR-TENが採用」, 2019/05/04閲覧

ABOUT ME
sholo
sholo
下町生まれ下町育ちの会社員。医療系の広告代理店を経て、医療系の人材関連会社でウェブの企画・編集の仕事をしています。ライブに行くこと、三味線を弾くこと、映画を観ることなどが好きです。医療やデザイン、地域に関する話題を中心に、明るく楽しく、わかりやすく書いていきます。