アート

CHANEL「マドモアゼル プリヴェ展」レポート〜ガブリエル・シャネルの世界へ〜

2019/10/19より東京の天王洲アイルで開催中の「マドモアゼル プリヴェ展 ガブリエル・シャネルの世界へ」に行ってきました。

私は特別ハイブランド好きというわけではない庶民なのですが、入場無料ということもあって足を運んでみました。そんな人でもシャネルのブランド感にはきっと心に響くものがあるのではないかと思います。CHANELの華やかでエレガントな世界にうっとりすること間違いなし!見どころと会場の雰囲気をレポートします。

天王洲アイルB&Cホールへのアクセスと所要時間

まずは会場となっている東京・天王洲アイルB&Cホールへのアクセスについて。B&Cホールとは天王洲運河の近くに位置し、寺田倉庫の保有するイベント会場です。最寄駅は天王洲アイルで、電車の場合は東京モノレールの中央口、またはりんかい線のB出口より徒歩5分前後です。

【所在地】
東京都品川区東品川2-1-3
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この天王洲運河周辺は本当におしゃれ空間で、素敵なレストランや雑貨屋さんなどもあり、意外と楽しめるエリアです。東京モノレールやりんかい線への乗り継ぎはやや億劫かもしれませんが、機会があれば一度行ってみていただきたいと思います。

B&Cホールは2階建てで、内装は「無機質なコンクリート」と「温かみのある木材」という相反する素材で創られており、洗練された雰囲気を感じさせます。

展示スペース的には一般的な美術館よりは広くないので、展覧会の所要時間は40分程度をみておくとよいかと思います。ただし入場するまでに時間がかかる場合があります。私のときは19:00の回に予約し、入場できたのは20:00だったので、30分並びました。

マドモアゼル・プリヴェ展とは

「マドモアゼル プリヴェ展」は、ロンドン・ソウル・香港・上海と世界各国を巡回してきたシャネルの展覧会で、東京は5ヵ所目の開催地となります。

「Mademoiselle Preivé(マドモアゼル プリヴェ)」という言葉は、シャネル創業者ガブリエル・シャネルのパリにあるスタジオ入口に掲げられた言葉です。その意味はなぜかちゃんとした解説がどこにも載っていないのですが・・・Mademoiselleはシャネルのことと思われるので、シャネルのプライベート空間、といった感じでしょうか。(違ってたらごめんなさい)

展覧会ではシャネルのオートクチュール、ナンバー5に代表されるフレグランス、ハイジュエリーの世界を楽しむことができます。場内はシャネルが特に大事に考えている5つの色、白・ベージュ・黒・赤・ゴールドをテーマにした部屋に分かれており、色それぞれの部屋を順番に巡ります。まるでシャネルのスタジオに旅に出るかのようで、気分が昂ります。

予約方法と音声案内

マドモアゼル プリヴェ展に入場するには事前予約が必要で、手続きは公式LINEアカウントから行います。LINEについては展覧会公式サイトをご参照ください。予約と合わせて、会場専用アプリもダウンロード。すると当日の入場手続き、会場内の音声案内、おまけにその後の新商品のご案内などまですべてLINEおよび専用のアプリ内に完結します。

マーケティング観点で捉えると、若年層を取り込むブランディングをとても丁寧にされている印象を受けました。LINEの普及率が8割*1を超えるのは世界でも日本ぐらいですから、日本のためだけのサービス展開でしょう。また、会場内は一部エリアを除き撮影可能。InstagramなどのSNSにアップしても問題ありません。

ブランドを理解してもらったあとに、そのブランドを体現する商品をご案内し、購入いただくという一貫したストーリー。そして適宜シェアしてもらって、ファンからファンを増やす構造。戦略的でありつつもまったく嫌味がなく、むしろ欲しくしてしまうところが本当に素晴らしい思います。

WWDのインタビュー記事を読むと、やはり若年層へのブランディングがひとつ大きな目的になっているようです。従来の価値観に捉われずに、常に新しきを取り入れていく姿勢には学ぶところも多くあります。

見どころ1:精巧な刺繍と高貴な香り

展覧会の見どころは、やはりなんといってもオートクチュール(高級オーダーメード服)の精巧な作りを間近で観られることです。ビーズやスパンコール、クリスタルなど、様々な素材が細かく縫い付けられたドレスやスーツは芸術の域です。職人技が光ります。時間のある方は刺繍体験ワークショップにも申し込みをされるとよいかもしれません。

シャネルといえば1921年に誕生した伝説的フレグランス「ナンバー5(N°5)」。入場すると大きな階段のあたりにナンバー5の高貴な香りが漂います。配布されたガイドブックによると、実際のシャネルのアトリエでも、シャネルが毎朝到着する前に螺旋階段をナンバー5で香り付けしたのだそう。本当の美意識とは普段から纏うべきものなのだと気づかされました。

見どころ2:色の美しさ、特に黒と赤

シャネルの好む5つの色をイメージした、白・ベージュ・黒・赤・ゴールドという5つのテーマのなかで、もちろんどれも素敵なのですが、私が特に注目したのは黒と赤のお部屋です。

かつて黒は喪服などのみに用いられる、あまり明るいイメージのある色ではありませんでした。それまでの固定概念を壊し、女性を美しく魅せる輝きを放つ色へと昇華させたのがシャネルなのでした。

ツイードのセットアップも、ガラス越しではなく本当に目の前で見ることができるので、そのシックな美しさを十分堪能できるかと思います。

華やかさでいえばやはり赤。血液の色でもあり、つまりは人間らしい自然な色というシャネルの解釈は、新鮮に感じつつも納得感がありました。

見どころ3:建物と天王洲運河周辺の雰囲気

B&Cホール内は、入場した瞬間からいかにも「シャネルの世界」という、タイトル通りの世界観を表現した空間が広がります。大きな階段がまず目に入りますが、ライトで照らされた位置に立って階段を見ると、壁のイラストと繋がり、シャネルのアトリエにある螺旋階段に見えるようになっています。

建物外観についても、フランスの職人によるデザインだそう。天王洲運河周辺はそもそも雰囲気が抜群によく、夜になると美しくライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。デートにもぴったり。そんな場所にCHANELというブランド。もう最高です。なので予約する時間帯としては夜がおすすめです。

素敵なポーチのプレゼント

参加特典として、会場を出る際にポーチと展覧会のガイドブックが配られました。ポーチのサイズはけっこう大きく、B6サイズのガイドブックがすっぽり入るくらい。キャンバス地でしっかりしてそうです。スレンダーな女性のイラストが赤で描かれていてエレガント。無料なのにここまで!とても嬉しかったです。

以上、マドモアゼル プリヴェ展のレポートでした。
ハイブランドに詳しくなくても十分楽しめて、「やっぱりCHANEL、いいなあ」と思える、そんな素敵な展覧会でした。12月1日まで開催しているので、気になった方はぜひ行ってみてください。

「マドモアゼル・プリヴェ展 ガブリエル・シャネルの世界へ」開催概要

会期 2019年10月19日(土)〜2019年12月1日(日)
会場 天王洲アイル B&C HALL
東京都品川区東品川2-1-3
Google mapはこちら
アクセス りんかい線 天王洲アイル駅 B出口より徒歩4分
東京モノレール羽田空港線 天王洲アイル駅 中央口より徒歩5分
会館時間 11:00~20:00(最終入場19:30)
鑑賞料金 無料
公式サイト 「マドモアゼル プリヴェ展 ガブリエル・シャネルの世界へ」

※この記事は2019/11/4時点の内容です


*1|ICT総研:2018年度 SNS利用動向に関する調査, 2018/12/18

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sholo
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下町生まれ下町育ちの会社員。医療系の広告代理店を経て、医療系の人材関連会社でウェブの企画・編集の仕事をしています。ライブに行くこと、三味線を弾くこと、映画を観ることなどが好きです。医療やデザイン、地域に関する話題を中心に、明るく楽しく、わかりやすく書いていきます。