たしかに泣ける…映画『そして、バトンは渡された』あらすじと感想・見どころまとめ

映画『そして、バトンは渡された』を観てきました。
10/29の公開開始から3日間で観客動員数16万人以上、興行収入2億円*を突破した大ヒット中の映画です。映画の感想と見どころをネタバレしない程度にご紹介します。

*Cinema Cafe.net:『そして、バトンは渡された』3日間で2億円突破、新場面写真も到着, 2021/11/1

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作品紹介

『そして、バトンは渡された』は、2019年に第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこさんの、同名のベストセラー小説が原作。監督は大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』と同じ前田哲さんです。

あらすじ

主人公の優子(永野芽郁)には、母親が2人、父親が3人。中学生になるまでに4回も苗字が変わりました。

そんな境遇でもグレたりせず、今は優しく生真面目な義理の父親(田中圭)と仲良く2人暮らし。4人目の父親のことは「森宮さん」と呼んでいます。

優子は物事に波風立てないよう、嫌なことがあっても笑顔を振りまくので、高校のクラスでは少し浮いた存在でした。将来の進路や友人関係、恋愛に悩みながらも、森宮さんの美味しい手料理を毎日お腹いっぱい食べながら成長していきます。

ある日、優子の元に一通の手紙が届き、急展開を迎えますー

一方、夫を度々変えながら自由奔放に生きる魔性の女、梨花(石原さとみ)は、泣き虫の愛娘みぃたんにたっぷり愛情を注ぎながら、幸せに暮らしていました。みぃたんのためなら手段を選ばずなんだってする梨花でしたが、ある日突然みぃたんを置いて消息を断ちます。

梨花が溺愛していたみぃたんを置いて出て行った理由とは?一つの「バトン」を繋ぐ物語が始まります。

キャスト・相関図

優子 永野芽郁

物語の主人公。義理の父、森宮さんと2人暮らし。
気を遣って笑顔を振り撒く遠慮がちな性格で、高校の卒業式ではピアノの伴奏役を押し付けられることに。
ピアノの上手い同級生、早瀬くんのことが好き。

森宮さん 田中圭

優子の義理の父親。
優しく生真面目な性格で料理上手、「父親らしく」が口癖。

早瀬くん 岡田健史

数々のピアノのコンクールで賞を獲得する天才的なピアニストの卵。
音大志望だが進路に悩んでおり、母親と衝突する。
森宮さんと優子の自立した関係性を羨ましく思っている。

梨花 石原さとみ

夫を取り替えながら自由奔放に生きる魔性の女。
愛娘みぃたんのことを溺愛している。
浪費癖があり、まだ幼いみぃたんから心配される始末。

みぃたん 稲垣来泉

梨花の愛娘。
みぃみぃ泣き虫なのでみぃたんと呼ばれて可愛がられている。

泉ヶ原さん 市村正親

お金持ちで懐が深く、大きなお屋敷に住んでいる。
梨花の2人目の夫。

水戸さん 大森南朋

夢を実現するために挑戦を惜しまない努力家の男性。
梨花の1人目の夫で、みぃたんの実の父。

感想

「今年一番泣いた」「もう一度見て、もっと泣く」と謳われているこの映画、悔しいかな、たしかにボロボロ泣いてしまいました…個人的には市村正親さんの演技力に脱帽です。懐の深い、でもどこか切ない愛情を、見事に表現されていました。

終盤「これでもか」というほど泣かせにかかってくるのでやや興醒めしてしまった部分も正直ありました。しかし全体的に本当にストーリーが面白く、ぐいぐい引き込まれて、最後は幸せな気持ちになれる素敵な映画だと思いました。

中でもここが良かった!と思うポイントを、3つの見どころとしてまとめてご紹介します。

見どころ1|娘に注がれる様々な愛情の形

最大の見どころは、ぐいぐい引き込まれるストーリー展開そのものです。
優子の2人の母親、3人の父親は、性格や立場や年齢、経済力もそれぞれ異なりましたが、優子をたしかに愛していたということは共通していました。
愛情表現にもいろいろな形があるので、ぜひそこに注目して観ていただきたい映画です。

見どころ2|最後に行き着く「家庭の味」

映画の中には、場面に応じていろいろな食卓と料理が登場します。貧乏な梨花とみぃたんの食卓は豊かではありませんでしたが、譲ってもらったパンの耳に「魔法」をかけて作ったお菓子は、とても美味しそうに見えます。

森宮さんと優子の食卓は、いつも大量の手料理で溢れていました。義理の父親の手料理には、ちょっぴり重いとも感じられるほど愛情が込められています。優子にとっての森宮さんの料理は、いつでも帰ることのできる、心がほっとする家庭の味で、優子の意思決定を支える基盤となっていったのでしょう。

見どころ3|石原さとみのファッションショー

魔性の女・梨花はいつでも美しいお洋服やアクセサリーを身に纏う、流行に敏感なおしゃれさん。同窓会で着用していたブルーのドレスは、気品がありながらもしっかり勝負に出る強さも感じられました。

普段着ているお洋服もとにかくかわいい。ポスターにもなっている花柄レースのドレスは、普通は家で着ないと思いますが、こちらのADELLYのワンピース。誰より似合ってます…

『地味スゴ』でも石原さとみさんファッションが光っていましたが、この映画でもぜひ石原さとみさんファッションに注目してほしいと思います。

映画と原作との違いは?

映画と原作の小説との大きな違いは、物語の結末です。それを書くと完全にネタバレになるので詳しくはお伝えできませんが、終盤に映画独特の演出の存在を感じてしまいました…

しかし全体的にはおもしろくて心の温まる、満足感たっぷりの作品でした。観ようか迷っている方はぜひ劇場に足を運んでみてください。

『そして、バトンは渡された』劇場情報はこちら

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Author

下町生まれ下町育ちの会社員。医療系の広告代理店を経て、医療系の人材関連会社でウェブの企画・編集の仕事をしています。ライブに行くこと、三味線を弾くこと、映画を観ることなどが好きです。医療やデザイン、地域に関する話題を中心に、明るく楽しく、わかりやすく書いていきます。

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