
[ 最終更新日 11.03.2021 ]
1年の締めくくりの年末に毎年幕張メッセで開かれる、COUNTDOWN JAPANライブ。2018/2019の今年は大学の先輩と一緒に、開催2日目の12月29日に参戦してきました。観たアーティストはゴールデンボンバー、9mm Parabellum Bullet、ZAZEN BOYS、SOIL & “PIMP” SESSIONS、the HIATUS、[ALEXANDROS]の計6バンド。一発目のゴールデンボンバー、想像以上に惹き込まれたZAZEN BOYS、そしてお目当てだったドロスを中心に、レポートをセットリストと共にお届けします。

最強のエンターティナー!ゴールデンボンバー
2018/12/29(土)12:00〜@EARTH STAGE。
TVでは何度も観ているものの、ライブは初めて。普段なかなか単独ライブへ足を運べないバンドも気軽に観られるのはフェスの醍醐味です。
ロッキング・オン渋谷陽一さんがゴールデンボンバーの前説をするのは、今回でもう10回目だそう。歴史を感じます。サウンドチェックはやらないでいいのでカメリハをさせてくださいというエピソードも、ステージを見れば理解できます。渋谷さんが仰っていた通り「自分たちが前説のようなバンド」です(笑)
ゴールデンボンバーはやはりサービス精神が旺盛。MCでは今年1年の話題を振り返りました。カーリング女子、ヤバいTシャツ、渋谷のハロウィンなどなど。そして、その後のステージですべてパフォーマンスし、伏線をきれいに回収してくれました・・・!ダルビッシュが一生懸命ひっくり返していた、ダンボールで制作したと思われるトラックのクオリティーは感動の域です。ひょっこりはんもお茶目。しかし、悪質タックルを再現するのは結構ギリギリのラインでハラハラしつつも大爆笑。ちゃんと「『女々しくて』は30分後にやる」ことも事前に教えてくれたので、安心して最後まで聴くことができました。総じて期待を裏切らない、笑いの絶えないステージでした。
ゴールデンボンバーのセトリ
- #CDが売れないこんな世の中じゃ
- Dance My Generation
- 抱きしめてシュヴァルツ
- 酔わせてモヒート
- 僕クエスト
- 海山川川
- 暴れ曲
- 毒グモ女(萌え燃え編)
- 女々しくて
引用:Jフェス−ロッキング・オンのフェス公式アプリ
やっぱりカッコイイ!9mm Parabellum Bullet
2018/12/29(土)14:10〜@GALAXY STAGE。
9mmはここ数年聴いていなかったので、初めて聴く曲ばかり・・・でしたが、やっぱりカッコよかったです。「新しい光」で最初から9mmの世界観が広がります。個人的には「Vampire Girl」が聴きたかったところですが、お気に入りは「ハートに火をつけて」。やっぱりカッコイイ。聴いた曲はその後片っ端からダウンロードしました。
9mm Parabellum Bulletのセトリ
- 新しい光
- Black Market Blues
- カルマの花環
- 21g
- キャンドルの灯を
- The Revolutionary
- キャリーオン
- ハートに火をつけて
- ロング・グッドバイ
引用:Jフェス−ロッキング・オンのフェス公式アプリ
独特な世界観の虜!ZAZEN BOYS
2018/12/29(土)16:30〜@MOON STAGE。
今までライブで聴いたことがなかったので、あえて観に行ってみました。トークも演奏も非常にこなれていて、独特の空気感とプロ意識の高さに圧倒され、一気に好きになりました。CDなどで聴くより絶対にライブがいいバンドといえるでしょう。この機会に出会えて本当によかったです。
1曲目の「Honnoji」を聴いてからというもの、頭の中で「本能寺で待ってる。本能寺で待ってる。本能寺でずっとずっとずっとずっと待ってる」のフレーズが無限ループ(現在も)。渋くて大人向け、中毒性のあるバンドです。
特に気になったのがベースの女性、MIYAさん。今年の夏に加入したばかりのメンバーだそうです。全身全霊をかけ、髪を大きく振り乱しながら演奏する姿に何度も目を奪われました。個性が強くカッコよすぎました。
ZAZEN BOYSのセトリ
- Honnoji
- Himitsu Girl’s Top Secret
- This is NORANEKO
- Cold Beat
- Asobi
引用:Jフェス−ロッキング・オンのフェス公式アプリ
大人の味わい!SOIL & “PIMP” SESSIONS
2018/12/29(土)17:30〜@ASTRO AREA。
ここまであちこち歩き回って脚が痛くなってきたこともあり、座って観ようと思いASTRO AREAへ移動。SOILはインストのジャズバンドです。アジテーターの社長さんから「お前たち、休憩しに来ているんじゃないだろうな?」と言われ少しギクリとしたのはきっと私だけではないはず・・・
シマウマ柄の衣装、ヒョウ柄の衣装と、動物感強めな見た目のインパクトもさることながら、さすがの演奏力。おしゃれ。十分に楽しませていただきました。
SOIL & “PIMP” SESSIONSのセトリ
- Method
- Explorer
- Pride Fish Ball
- PAPA’S GOT A BRAND NEW PIGBAG
- SATSURIKU ニューウェイブ
引用:Jフェス−ロッキング・オンのフェス公式アプリ
安定の歌と演奏!the HIATUS
2018/12/29(土)18:15〜@EARTH STAGE。
HIATUSは今年で10周年を迎えるそう。ネットでも評判ですがセトリがツアーに近かったそうで、にわかに媚びない感じがなかなかよかったです。トークはほとんどなく、幻想的な雰囲気のなか、しっかりと細美さんの歌声と演奏を楽しめました。
the HIATUSのセトリ
- Roller Coaster Ride Memories
- Shimmer
- Snowflakes
- Clone
- Twisted Maple Trees
- Sunset Off The Coastline
- Tree Rings
- Walking Like A Man
- Catch You Later
- Burn To Shine
引用:Jフェス−ロッキング・オンのフェス公式アプリ
最高に盛り上がった![ALEXANDROS]
2018/12/29(土)19:30〜@EARTH STAGE。

今回のお目当だった彼らがEARTH STAGEの大トリ。[Shampagne]からの改名にもようやく慣れました。
ワタリドリからのStarrrrrrrの流れで、テンションは最高潮!私の好きな曲ベスト1,2です。会場からもワーッと歓声が上がります。みんなで飛んで跳ねて歌って、めちゃめちゃ盛り上がりました。今年発売のMosquito Bite、ハナウタもバッチリ聴けました。
庄村さんのドラムはクラッシュシンバルの位置が高めで、豪快に敲く姿がなかなかかっこいいです。元ショップ店員とあってとってもファッショナブル。途中、洋平さんが自分にカメラを向けてしばらく歌い、観客側にグイッとカメラを向ける場面には痺れました。
[ALEXANDROS]のセトリ
- LAST MINUTE
- ワタリドリ
- Starrrrrrr
- Girl A
- Mosquito Bite
- Waitress, Waitress!
- Fish Tacos Party
- PARTY IS OVER
- ハナウタ
- city
- Kick&Spin
- Adventure
- アルペジオ
引用:Jフェス−ロッキング・オンのフェス公式アプリ
会場も進化!電子マネーも使えて公式アプリも便利
ライブそのもの以外にも、会場で食事を摂ったり、お酒を飲んだり、休憩しながらライブの感想を言い合ったりというのも、フェスの楽しみのひとつですよね。私もビール片手にハム焼きを食すのは至福の時間でした。今回は会場の進化も感じられました。

まず、飲食店ブースで電子マネーが使えるようになりました。こういったイベントのときには1万円札など大きめの金額のお札を出すのが憚られるので、1,000円札を多めに用意しておかなくちゃ・・・と思いますが、チャージしておけばスイスイ会計ができます。
さらに、公式アプリ「Jフェス」もとても便利になりました。出演アーティストをタイムテーブルで確認し、自分が観たいアーティストをマイタイムテーブルに追加できるのはいつも通り便利な機能。私が特にいいと思ったのは、演奏した後のセットリストが速報として簡易レポートとして掲載され、写真とともに演奏した曲名がすぐに確認できるところです。以前までは「あの曲なんだっけ・・・」と思ったときにTwitterで検索して誰かのツイートを確認していたのですが、公式が発表するセトリなら完璧です。セトリを見ながら友達と思い出話に浸ることもでき、とても便利です。
CDが売れない時代ですが、ライブの観客動員数は増えていると聞きます。こういった「会場を盛り上げたい・お客様に快適に過ごしてほしい」というスタッフの気遣いを会場に反映させている効果も大きく影響しているのではないでしょうか。
おかげさまで素晴らしいライブ納めとなりました。ライブで聴いた曲順でプレイリストを作ってもう少し余韻に浸りたいと思います。皆さまもよいお年をお迎えください。